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町の木

 デリーでは、ちょっと強い風の吹く日に外にいるのは危険です。砂埃もすさまじいものですが、それに交じって大きな枝が飛んできます。一体に南国の木は成長が速く、その分折れやすい、と聞きます。実際、強風の翌朝には折れた木や大枝が散乱しています。これを目にする度に、日本程の強風が吹けば、まさに根こそぎ飛んでいってしまうのでは、とその脆さにあきれています。幸いなことに強風はめったに吹きませんが…。
 
 サプナの庭の隅に、この界隈ではひときわ高いユーカリの木があります。銀鼠色の長い葉が垂れ下がり
、微かな芳香があるこの木はなかなか情緒があります。よく見ないと気付かないほどの小さな…白に近い薄黄緑色の花が咲きます。うちの木は、老木なのでしょうか。わずかな風に大量の葉と云うより小枝を落とします。
 先日少し強い風が吹きました。と、大人の胴体ほどもある枝が隣の家の竹垣に落ち、垣根を壊してしまいました。慌てて手伝い君に「どうするべきか」を隣に訊きに行くように言うと…これはうちがすることではなく、市役所の仕事だから放っておくように、と云います。ほんとう?! まぁ、お隣から何とか言って来るまで放っておきましょう、と。一言の苦情もなく、お隣は新たな垣根を作りました。
 さて、今年は風の強い日が多いのです。又大きな枝が折れ、電線の上に落ちてしまいました。で、朝の4時から辺りは停電です。朝6時にまず電気会社の人が来ました。電気会社からの連絡で市役所の公園課の人がのっそり現れました。枝を取り払い、7時半になってやっと復旧です。ご近所迷惑でごめんなさい。
 改めて外から眺めると、折れそうな大枝が他にも何本かあります。通行人にでも当たったら取り返しが付きません。職人を呼んで「伐らせるように」と云うと、又も手伝い君は「市役所の許可」がなければ駄目、と云います。うちの木じゃないの!?
 この木の枝を伐るためには、市役所の公園課のような所へ行き、伐りたい旨を用紙で申請しなくてはならないそうです。
 街路樹などを切って、焚き木にしたりする輩がいることから、このような仕組みが出来たのでしょう。が、相手が「お役所」ではこちらはお手上げです。あちらへ回され、こちらで待たされ、そこここで威張られて…結果埒が明かないことが多いのです。骨折り損のくたびれ儲けとはまさにこのこと…になりそうなので、未だ大枝は健在です?!
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by sapnabb | 2009-07-06 20:23 | ★インドよりメッセージ