サプナ通信8月号(20) インドに生きる 2014年8月25日

インド・デリーでのお泊りは日本人経営で安心のサプナへ

彼の名は ダランジャイ チョウパール(呼名:ランジット)
1997年?冬?にビハール州の村に生まれる。
長男の彼に続き妹、弟、妹、妹の順で五人兄弟。
両親共(どちらの祖父母も)文盲。
彼の父は小さな畑と小作の傍ら、仕事があれば煉瓦工(建築?技術あり)として働く。
農閑期は家族を村に残し、兄弟(三人)揃って デリーに出稼ぎに行く。
祖父母、二人の伯父達の二家族と自分達と大家族(最大時22人)で暮らす。

4歳:彼の父の三兄弟は お金を出し合って の家からレンガの家に建て替える。

5歳:小学校に入学。授業は10時~4時まで。
給食がなかったので、昼食の為に一旦自宅に戻ると、
午後から授業に出る気になれず、しばしばサボって遊ぶ。

7歳:病弱だった二歳?の妹が死亡する。治療の為に借金が嵩む。

8歳:大家族で一つだった財布が夫々の家族毎の営みに変わったのを機に
牛を飼いだす。
朝は登校前に、徒歩20分ほどの村まで歩いて6リットルの牛乳を配達に行く。

9歳:
五年生の進級試験が通らず、学校へ行かなくなる。
~10歳:牛の世話をしたりして暮らす。

10歳:デリーから一時帰省した叔父さんに、デリーで働かないか、と誘われ上京する。
学校へ行かない子供は雇えない、と言われるも、行かないと言い張って…数ヵ月後…
同じ所で働くことを嫌がった叔父さんに、無理やり違う所へ働きにやらせられる。
そこでも年齢が問題となり雇ってもらえない。
学校へ行くことを条件に元のところに戻って働き始める。

11歳:デリーで働きながら、小学校二年生に入りなおす。給食が美味しく楽しい。

12歳:飛び級で二年生から一気に五年生に進級する。
◎長男、次男の伯父が村内に其々の家を建てたのを機に、
彼ら家族は皆で建てた家から出て行け、と…三兄弟家族間で 
時には暴力沙汰の争いが始まる。
お金を借りて土地を購入する。
この帰省時に、小学校で一緒だった少女*に遇い携帯番号を交わす

働き始めてから、家からは始終「金送くれ」のSOSが続く

13歳:中学一年生になる(インドの小学校は5年生まで)

14歳:村の少女*は親が決めた結婚話が嫌で、電話で彼に相談してくる。
デリーで働きたい、と言うので、彼女を村まで迎えに行く。
が、事が発覚し「娘を売り飛ばす気か」と大騒ぎになる。
「パンチャヤット」の決定で「結婚」することになる。
14歳の夫婦の誕生。学校は辞める。

17歳:彼の村に電気が通ることになり、その登録のために帰省する。
妻を畑以外で働かせるような夫は甲斐性なし、との村の因習を守り、
妻は働いたことがない。

彼らにこれからどんな人生が待ち受けているのだろうか…。

インドの一端を感じていただけましたでしょうか? 
彼に会いにインドへ来て見てください。

興味のある方は以下もどうぞお読みください。

村:マッサー ミルジャプール 人口1,200人?
鉄道の主要駅から乗り合いタクシーなどで約1時間。
日に二本の電車に間に合えば駅から徒歩15分のところにある。
村には全てのカーストの人々が暮らしているが、カーストごとに棲み分けている。 

彼には 一日中何も食べられなかったような…ひもじい記憶はない…

学校:彼の小学校は1940年創立。四ヶ村から生徒が通っていた。
80人ほどの生徒の多くは男子で女子は少数だった。
教室には黒板のみで、生徒のための机も椅子もなく、ノートもなく石版だった。
学校は二教室のみで、二人の教師で全てを教えていた。
一人は若く、もう一人の中年の教師は些細なことですぐ殴った。
◎授業料が1日1Rsの塾に通わせてもらっていた。
三回入れ替えで合計50人ほどの生徒のうち女子はわずか二人ほどしかいなかった。

現在:生徒数は300人。小学校(五年)しかなかったが、中学(三年)も併設。 
生徒は男女ほぼ半々である。彼の妹達も通っている。◎成人教室もあるそうだ。
机も椅子もあり、制服、教科書も一人一人に配給され、給食もある。

デリー:デリーに行けば…
自分も綺麗な服を着て美味しいものが食べられると思っていた。
着いてからは驚きの連続だった。水道やトイレにも驚いたが、
犬が家に中に一緒に暮らしているのも、
その犬がすごく太っていたのはもっとも大きな驚きだった。

仕事:村では人の家の「お手伝いさん」をしている男性は軽蔑の対象になる。
叔父さんはオートの運転手だと思っていたし、
自分もしばらくは両親に自分の仕事を話せなかった。
今は村の誰もが彼がお手伝いさんをしているのを知っている。

彼の従兄弟の場合:6歳時に幼児婚。結婚式をした後、夫々の家で暮らし
15歳くらいの時に自分の生家で妻と一緒に暮らすようになる。
農閑期には妻を置いて出稼ぎに出る。
この間に嫁姑の問題が表面化する。
一子を得るが夫婦仲も悪くなり、妻は子を抱えて実家に戻る。
その子を盗むように取り戻すが、手に余り、困り果てて妻のところに返す。
パンチャヤットが、離婚したい方が村の共有費に2,000Rsを寄付する事と結論する。
実家から少し離れた場所に小屋を建て親子三人で暮らし出す。
妻が裁判所に離婚申し立てし、弁護士を立てて双方で争う…が…
今はまた一緒に暮らしている…。

◎彼の父方の祖父は7、8年前に鉄道自殺をし、
幽霊になって夜な夜な村を徘徊し、村人を恐怖に陥れる。
何人もの祈祷師を頼むがなかなか解決せず。
ついに力ある祈祷師により
彼が…孫娘の身持ちが悪いとの噂を苦にして自殺したと判明し…幽霊騒動は収まる。

◎彼の母方の祖母は今年、喧嘩の際に、夫が孫嫁に味方するのを苦にして自殺。
(息子夫婦は交通事故で死亡。また孫嫁の夫はデリーへ出稼ぎ中)

◎彼の母方の叔父さんは三度結婚?し、今また妻子と別居中。
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by sapnabb | 2014-08-25 02:06 | ★インドよりメッセージ
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