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インドの結婚 幼児婚

インドの法律では、結婚年齢は、男21歳以上、女子18歳以上と決められている。

が、本によれば、
貧困層では、幼児婚の傾向が強く、
結果、不貞や扶養責任の放棄などのトラブルが絶えない、とある。

殊にランの故郷であるビハール州は「幼児婚」で有名である。

何故 幼児婚?

ヒンデュー教徒の最も重要な義務の一つに 「子供を結婚させる」 ことがある。

かってのバラモン階級は 初潮を迎えたら、すぐ結婚させるを良しとしたそうだ。

婚姻に際し、処女であることが当然とされた社会にあっては、
悪い虫のつかぬうちに娘を結婚させることは リスクの回避でもあったろう。
なにより人生僅か50年。平均寿命の短った時代には、
ヒンデュー社会に限らず、初潮を迎えたら結婚するのは当然でもあったろう。

法律が制定され、教育の必要性が掲げられ、平均寿命が延びても続く
ビハール州の貧困層における「幼児婚」は、
「持参金」が少なくて済む…のがその理由の一つであるらしい…。

本当の幼児婚の場合、結婚式を挙げた後、れぞれの家で暮らし、
花嫁が初潮を迎えたのちに花婿の実家で一緒に暮らすらしい。


私は幼児婚の背景には 体のいい「口減らし」また「労働力の確保」があったのでは、
と 想像していたのだが、
どの本を読んでも ラン達の話を聞いてもそうではないらしい???
貧しさゆえに「娘が女郎屋に売られる」物語はヒンデュー社会にはなかったのか?

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by sapnabb | 2012-04-21 16:03 | ★インドよりメッセージ
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