インドの知恵熱

(デリーの小さな宿サプナは日本人経営で安心)


ず~~と以前、少女期の2,3年を日本で過ごした人を隣人に持ったことがある。
彼女が三番目の娘を生んだ時のこと。

遊びに行くと…
昨日、誕生祝いを持って来てくれた友人が、
この子を可愛い!! と言ったので、今日、赤ちゃんは熱を出した
…と彼女の話は始まった。

???
誕生後の初めての発熱を日本では「知恵熱」と言うが…。

インド人は 
人の嫉妬の視線(邪視)が 人を病気にし、その家を不幸にする、と考えるらしい。

インドの赤ちゃんや子供に 大きな「ほくろ」のある子が多い…
な・ん・て ことはなく、親が毎朝つけるのだ。
この「ほくろ」が いわば赤ちゃんを病気から守るお守り。

オートリキシャ、トラック、八百屋さんのリヤカーの後ろに
古靴やビーチサンダルをブル下げたり、靴の絵を描いたりしているのも…
言うなればこれらが 交通安全のお札、と言うことになる。

お店屋さんの店先で
青唐辛子とレモンに糸を通したのを 軒先に吊るしているのをよく見かける。
インドのレモンは小ぶりで長径3センチくらい。きれいな黄色をしている。
この黄色の丸に長細い唐辛子の緑がよく合う。可愛い!!
毎日新しくしているんだろうなぁ…どちらも「生鮮」だ。
これも邪視除けで、日本風に言えば、商売繁盛のお札になるのかなぁ…

家の表側の壁に土器に着色した鬼の面を掛けている家がある
…残念ながら最近減ってきているが…
これも 邪視が家に入り込み、不幸をもたらさないように との、魔除け、邪視除けである。
家内安全のお守り、と言ったところか。

邪視をヒンディ語?で「ナザル」又は「ナザール」と言う。

このブログを書くまで、実は私はこれをインド独特の風習だと思っていたのだが、
調べると…
トルコでは 同様の意味を持ち、それもなんと「ナザール」と言い、
早とちりに、では、イスラム圏からインドへ伝播した、と思いきや、
ヨーロッパをはじめ世界中で「邪視」の「迷信」?「感覚」はあるそうな。

日本でも節分(旧暦の新年)には、
戸口に「鰯の頭も信心から」の鰯と柊をさす風習がある(あった)が、
これは邪気、鬼の侵入を防ぐためとか。

日本人にとっての「邪」や「鬼」は「人」を含んでいたのだろうか。
日本人に、人の視線を邪視として恐れる気持ちがかってはあったのだろうか…。



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by sapnabb | 2011-06-25 16:28 | ★インドよりメッセージ
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