慈善? 偽善? ②

大きな道に沿って、国立病院があり、他にもそこには大きな病院がある。

ここの信号で停まると…

包帯を巻いたおじいさん、
おじいさんに支えられたおばあさんが処方箋を見せながら寄って来る。
薬を買うお金がないから助けて…と言う。
あるいは病院に来たんだけど、帰宅するお金がないから助けて…と言う。

彼らの話が本当なら…
その金額は オートリキシャに乗っている私を後ろめたく感じさせる程、少額。

もしそれが彼らがお金を得る方便だとしたら、
命がその踏み絵だけに…この手は汚い、と思う。
嘘だ…と八割方は思っているくせに、その姿に何時も迷う…。
もし本当だったら、と恐れる…。 

何より「いい人を演じる」だけでは許さないぞ、と追いかけて来る彼らが怖い…。


 
先日、薬屋さんへ入って行くと…

おばあさんが言っていた。
「そんなに高いの? そんなに持ってないからどの薬かを減らして頂戴」と。

薬屋さんは「この薬が高いんだよ」とちゃんと説明していた。

必要だから処方箋が出ているのに…と思うのと同時に、
彼女に払えないほどの処方箋を書いた医者に腹が立った。

薬の金額を訊き、彼女がいくら持っているかを訊き、差額を私が払った…。

薬の代金は決した安くはなかった。
ランちゃんの月給にちょい欠けくらい。
私の払った差額は全体の70%ほど。

が…後から思い返すと…

高額の処方箋を出すくらいの病院に行ける階層だったに違いなく、
うんと豊かではないまでも、
今、彼女の懐にその金額はなくても、家にはきっとあったに違いない…。

自分の思い込みと傲慢さに 毎度ながら赤面…。

お店を出る時に気がついた。
後ろに怪我をしたおじいさんがいた。
たぶん彼女のご主人。

おばあさんが「あの人出してくれた」と言っているのが聞こえた。
おじいさんの返事はなった…。
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by sapnabb | 2011-04-01 23:28 | ★インドよりメッセージ
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