ランちゃんの学校ー8

 ランちゃんの学校が始まった、と思ったら、わずか三週間でもう夏休み。
 まだだ~~れも教科書をもらってません。
 デリーの猛暑は実は五、六月です。
 
 うちにはランちゃんを含めて4人が働いています。ランちゃんとその叔父さん、従兄のディネッシュの3人が住み込みで、他に紅一点。朝7時から4時まで通いで働いてくれる主婦のティナがいます。
 
 ディネッシュはランちゃんが学校へ行くのが少し羨ましそう・・・。
 
 デイネッシュが勉強したい動機は純粋です。
 彼の知人が云うには、あるビスケット工場で働くと8千ルピーもの月給がもらえるそうです。が、その為には10年生(中卒くらい)の卒業証明書が必要だそうです。
 ディネッシュは20歳くらい。16歳くらいで結婚し、ビハールの村に奥さんを残して出稼ぎにきています。彼は村の学校で5年生まで終えているそうです。
 実際のところ私には、1日12時間!!も働いて、住居費、食費、生活費が自前のその給料がそれほどいいとは思えませんが、それは本人が考え、選択すること。勉強することが、たとえ今すぐ、仕事(収入)に結びつかなくても、将来絶対彼の人生を豊かにするに違いありません。勉強した方がいいよねぇ…。

 ティナは22歳くらい。恋愛結婚し、夫婦二人でデリーに暮らしています。
 彼女は自分の名前は書けますが、多分それほど読み書きが自由ではないのでは、と思われます。が、さすが主婦。買い物のお釣りなどを間違うことはありません。今までそうして生きてきたのですから、これからも文字が読めないことで生活に支障があるとも思えませんが、母親になった時、子供に物語の一つも読んで上げられたらいいなぁ、とは私のお節介。又、自由に新聞が読めるようになったら、「御上のお慈悲」感覚から抜け出せるのでは、とはこれは私の望。で、「勉強してみない」と思わず声をかけました。

 丁度、滞在して下さっているSさんが大変に親切で、あちこちに問い合わせ、彼等が勉強できる学校がないか、と調べてくださいました。
 こんなに文盲の人が多い国ですから、働きながら学べる夜間小学、中学校があって当然だと思っていたのですが、意外なことになかなか探し当てられません。私では到底たどり着くことはできなかったか、と思いますが、Sさんのお陰で二つの学校(NGO)が見つかりました。
 
 一つは夏休みに入ったランちゃんとティナを受け入れてくれる学校です。
 まずはSさん自身がご親切にも、その学校へ彼らを連れて見に行ってくださいました。
 学校へはバス通学。直線で行ければ近いのですが、手段がなく、一度バスを乗り換えての遠回り。約45分の道のりです。
 学校はスラムの真ん中にあります。建物にはコンピューターを教える教室等々、5部屋くらいもありますでしょうか。。ランちゃん達のための教室はに、ミシンが何台も置いてあります。午前中は洋裁教室なのでしょう。
 ランちゃん達の始業は午後2時からの約1時間が授業です。天井でもの憂く扇風機が回っています。暑い!!
 生徒は男女合わせて5、6人。時に7、8人。年齢はバラバラで、ティナが一番年上。、他も皆、ランちゃんよりは幼そうです。
 先生は一人。それぞれの子にあった課題を出し、それを一人一人チェックしてくれます。
 先生は優しく、ランちゃんもティナもとても気に入ったようで、とても一生懸命勉強します。

 さて、5年生まで終了しているディネッシュは別の学校へ行くことになりました。
 ここへもSさんがディネッシュと一緒に行ってくださいました。
 5年修了と云っても、実際にどのくらいの学力があるのか、テストを受けることから始まりました。その結果を得るまで、半月ほどが過ぎました。それを私がディネッシュと一緒に行きました。で…間違えちゃったのです…。
 ランちゃん達と同じ学校!?とのことでディネッシュは大喜び。昼間の一番暑い時。炎天下、3人でバスに乗って通います。

 張り切って行っていたのですが、1か月でここも夏休み。デリーの夏は本当に暑いのです。で…次の学校を探そうということになりました…で…あれ???が発覚!!
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by sapnabb | 2009-09-01 21:28 | ★インドよりメッセージ
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